データの可視化で "人" や "組織" のInnovation!

★このコラムは、Voicyをテキスト化し一部抜粋したものです。ご聴講はこちらをクリックください。
今回は、ひろぎんITソリューションズ株式会社の品川さんのインタビュー記事です。
<Dr. Sum>に心底惚れている様子がうかがえます。
導入での苦労やツールの魅力を熱く語って頂きました!

自己紹介

ひろぎんITソリューションズ株式会社の品川です。以前は「株式会社マイティネット」という会社だったのですが、株式会社ひろぎんホールディングスのグループ会社になり、今年から社名を変更しました。
私はビジネスパートナー部に所属しております。自社に出社せず主にお客様先へ常駐し、お客様の業務を一緒に行っていく仕事をしております。ここ数年は、BIツールとRPA業務の担当をしています。

お客様から寄せられる相談には、BIツールは導入したものの、何かを表示させるだけで終わってしまっていたり、BIツールがいろいろな部門で導入され乱立している状態・・・というケースがよくあります。ツールを導入するためには、外部の技術者に依頼し、構築します。そして完成したら技術者は去っていくパターンが多いです。それを内製化し展開できるかというと、スキル的に難しいのが現状です。よって、新しく別のシステム案件が立ち上がった時は、大人の事情で別のツールが導入されて、また外部から技術者を呼んで構築をお願いし、完成したら技術者は去っていく・・・。その繰り返しで、ツール間は一向に連携することなく、次から次へと新しい製品が導入されています。

日本ではITスキルが身につかない原因に、この負の連鎖が関係していると言われています。最近はノーコード開発※1というものも出始めているので、そういった手法を活用し、みんなが楽に開発できるようになればいいなと思います。

※1ノーコード開発・・・ソースコードの記述をせずにWebサービスやアプリなどのソフトウェアを開発できるサービス。

I LOVE <Dr. Sum> !!

私が大好きなBIツールはウイングアーク1stさんの<Dr. Sum>です。見た目がシンプルで、動作が早くて、非常に愛しています(笑) <Dr. Sum>は、BIツールなのですが、データベースのイメージを持って頂ければと思います。自由にデータを溜め込んで、ブラウザから明細を参照したり、いろいろな集計を行うことができます。

Dr.Sumで会計系の数字を見る画面を初めて作った時のことですが、現場のお客様から評判が良かったのです。お客様から「感謝を伝えたくて、今日電話しました!」とお電話を頂き、嬉しくてホロっときました。そのお客様は、すでにBIツールを導入されていましたが、昔のツールだったため、悪くはないのですが、動作が少々重い状態でした。この様に役に立って、お客に喜ばれ、さらに自分が評価され、これこそ最高の仕事!だと思いました。

お客様の製品ツール選定のプロセスに関わって

お客様はすでに他のBIツールをお使いでしたが、ちょうど乗り換えの時期に差し掛かっていました。当時、三つか四つのツールを説明し、比較検討していただくという状況になりました。私にとっては初めての経験だったので、何から手をつけて良いのかわからず、オロオロしながらBIツール選定業務に関わりました。

最終的に四種類のツールを選び、それぞれのツールの見積もりを出しました。そして選ばれたのが<Dr. Sum>でした。
<Dr. Sum>の見積金額は、安い順から数えて二番目でした。一番安い金額のツールに決まりかけていましたが、国内の導入事例の話になった時、お客様の心が一気に<Dr. Sum>に傾きました。やはり同業他社への導入事例が多かった点が選定ポイントとして大きかったのだと思います。

その時のお客様は、高機能で斬新なツールは求めていませんでした。やはり多くの方がよく使っているツールという安心感が、導入の決め手になったのだと思います。提案した中で一番金額の高いツールは、最先端の機能を兼ね備えていて、技術者としては良いと思うこともありますが、現場の人が使うことを考えたら、迷わずに操作できるものが良いと思います。提案する際に、ツールのマトリックス表を作って選んでもらいました。いつも思うことは、自分が使用したことのないツールを評価するのは、とても難しいということです。

製品選定後は、グループ会社でも導入したいということになりました。ツールの購入時に、ETLツール※2も一緒に買って頂くことになりました。その時は、ETLツールに関しては、さほど重要視していなかったのですが、これが意外と大事なことだと後からわかりました。

<Dr. Sum>にデータを入れる際に、他のシステムにあるデータをそのまま入れたり、ワンクッション操作を挟んだりしますが、ETL※2によって速さや効果が全然違います。それ以外にもいろいろなことができてしまうのですが。

DataSpiderという、形式の違うデータを簡単に連携できてしまうツールがあるのですが、こちらも大好きです。

よくある使い方は、csvファイルをシステムなどから受け取って、それを<Dr. Sum>へインポートする操作です。いわゆるノーコードツールなのですが、このような操作は、ものの数分くらいで作れてしまいます。昔は、ファイルを開いて、読んで・・・という様に手でコードを書いていました。

<Dr. Sum>は集計の速さが凄い!とよく言われますが、インポートも速いです。

インポート作業は、みんなが使う日中を避けて、夜間にシステムのデータを導入することになります。インポートの速さはたくさんのシステムからデータをどれだけ入れるかに関わってくるので、非常に重要な点です。
<Dr. Sum>は、何十万件のデータをものの数秒でインポートしてしまうのです。
この事実は、買ってから初めて知りました。本当に驚いています。

スピード感があるので、各システム担当者に「データを加工せず、csvのままください!」とお願いすることが可能になり、担当者からすぐにデータの提供をして頂けるようになりました。これが形式を整えるなどの加工もお願いするとなると、皆さん、お忙しいのですぐにはもらえないのですけど。(苦笑)

※2ETL・・・「抽出(Extract)」「変換(Transform)」「書き出し(Load)」の略語で、各プロセスの頭文字をとったもの
ETLツール・・・データを抽出(Extract)・変換(Transform)し、DWHのDBやデータマートに書き出す(Load)といった一連の機能を持つツールのこと

後半

MotionBoardについて

私のお客様では、先に<Dr. Sum>を導入しご利用されていました。かねてからビジュアライズされたグラフなど、『見える化』のご要望を頂いていましたが、<Dr. Sum>は集計表を見せるのに適しているので、当時は納得のいく表示ができていませんでした。

そんな時、ウイングアーク1stさんが MotionBoard のデモに来られました。地図の上に位置情報が、ぱっと表示されるのを見て「すごいね!!」と、部長はわくわくモードで見ていました。デモが終了してから部長に「どう思った?」と聞かれまして、私は純粋に「色々なことが出来て面白そうでした!」と答えたら、即購入となりました。(笑)

実は MotionBoard のデモを見たのは、その時が初めてではなかったのですが、最後に見てからは随分とバージョンアップし、機能も充実していました。お客様のご要望では、地図上にデータを展開したいという思いが根底にあり、それが購入の決め手になったのだと思います。

それまでは白地図を壁に貼り、営業さんが手書きで地図に書き込みをしていました。その状態から、MotionBoard をご覧になったお客様の反応は、声も出ず、シーンっと静まり返り、水を打ったような静けさというか・・・。その様子から、全然受けてないのかな?と思いましたが、その逆でした。呆然とされると言いましょうか、相当衝撃を受けられた様でした。

 

例えば、MotionBoard の地図の表示を見ていると、他社に営業を取られてしまっている、という状況が何となく見みえてきます。住所で文字を見ただけでは全然分からないことが、地図の表示で明らかになりますね。

また営業さんへの理解は難しかったです。営業の方は、外回りをしてヘトヘトに疲れて帰ってきてから、お客様の情報を入力しなければならず、
「この情報を入力して何になるのか?」
「入力している時間に、1分でも多く営業活動したい!」
という気持ちだったと思います。ところが地図の他にも、目標や現状のグラフが表示されて、数字がでたりするのを見て、納得してくれました。
「入力する意味が分かった!これなら自分もやろうと思うし、部下にも言える」と。
その言葉を聞いて感動しました。結局、色んな数字がパッと出てすぐに表示できることから、「会議をペーパーレスにしよう」とお客様が提案してくださいました。これまで、紙にたくさん印刷していましたが、このツールならばペーパーレスになるかもしれない!と感動しました。

MotionBoard の定着化への取り組みは、とても苦労しました。お客様が、「絶対欲しいもの」ではないところからのスタートだったためです。システム化を進める時は、「この機能を使えば、こういう作用があり、こんな効果が見込める」という観点から作り始めます。今回営業さん向けに作った MotionBoard は、必ず役に立つツールになるように熟考し作りました。それを初めてお客様に見てもらった時に、「こんなに私たちのことを考えて作ってくれたのですね!」と感謝されました。

営業さんの評価は、10件回って10件取れたら最高ですが、実際には、そうもいかず10軒回って5件取れれば優秀。ですが100件回って1件しか取れない人もいます。努力はしているのに結果が見えないので、評価に繋がらない。
確かに結果だけ見ればそうかもしれませんが、きちんと200軒回っていることを『見える化』することで、評価に役立てられるのではないかと思い、「受注件数とは別に訪問件数や、管理者が管理しやすいかなと思う項目も色々と表示させました。」と営業さんに伝えたら、
「そう、正にそうなのです。営業の努力は見にくいのですよ・・・」
と言われました。

 

私は営業経験がないので、営業として何が評価されるのか?その指標は何なのか?という点を色々調べました。また営業さん向けのセミナーにも参加し、勉強しました。誰かの役に立って、その人が喜んで、そのことが自分の評価に繋がるというのが、最高の仕事だと考えているので、私自身もとことんお客様に寄り添い、日々取り組みました。

今のお客様は、私の中でも特別です。長く仕事をしていると、正気とは思えない理不尽なことがまかり通っているような現場や、酷い扱いをする現場があるわけですが、今のお客様はそういう事が一切なく、本当に信頼関係を築けている環境だと思います。人間、そういう関係性が築かれ始めると、もっといいものを作って喜んでもらおう!という気持ちに自然となってくるものなのですね。それが循環してお客様との絆が深まるのだと思います。

そして、RPAの業務に関してお話します。RPAは、今の仕事をロボットにさせるという業務です。それを導入するにあたり、現場の方に今やりたい仕事を聞きに行きました。すると現場の方は、細かくてしんどい仕事を毎日コツコツされていました。この時代にこんなに大変で細かいことを、目薬を毎日さしながらされていて、もう胸が締め付けられるような気持ちになりました。それを見て、少しでも楽になって欲しいという気持ちになりました。

 

先ほど営業さんの話に戻りますが、データ活用をすることで、人の行動というのは変わっていくと思っています。行動が変わるということは、組織が変わることになると思います。みんなが変わって、組織が変わって、多分、会社が良い方向に変わっていく・・・。

暗闇を抜け、出会えた人々

実は私、35歳ぐらいから仕事には行っているけど、4年程引きこもりでした。40歳を過ぎてから、あるコミュニティと出会いました。

最初は敷居が高くて、意識高い系の人が集まるイメージを持っていました。ですがお会いしてみると全くそんなことはありませんでした。信頼に足る素晴らしい行動をされている人が、たくさん居るのだなと思い、心が洗われた感じを受けたのです。

登壇のテーマは、<Dr. Sum>への愛

私の心は荒んでいましたが、コミュニティに出会い、もっと人を信じてもよかったのだなと思いました。コミュニティの人達は、皆さんとても努力されていて、それが自分の刺激になりました。他の人から受けた刺激で、自分も何かを頑張ることができて、今度はそれを他の人への刺激と変える・・・。会社の集まりでもなく、肩書きも一切関係なく、そのフラットさがいいなと思いました。

心が動くきっかけは、そのときの女性コミュニティマネージャーの方が、すごく真摯で誠実な方だったからです。その方がとても一生懸命されているから、その方の役に立ちたいなあと純粋に思いました。登壇して欲しいという依頼があり、初めは断ろうと思いました。そんな経験もないし、これはとんでもないことだと思ったのです。でも、彼女が悲しむかなと思い直し、「思い切ってやってみよう!」と挑戦しました。
今振り返れば、その登壇が自分の中ですごく大きな経験になりました。

私が今まで取り組んできたこと、お客様の環境で乱立しているBIツールを統一したいという想いをお話しました。お客様と信頼感が生まれてくると、本当に解決できない問題に直面した時に、信頼感を重ねることで、「出来ない」ことを納得してもらえるようになります。(その際に、代替案を添えて出すことも忘れず。)信頼感を得るためには、言われたことはできるだけ早く対応することも大切です。

IT部門やデータ活用に関わる方へメッセージ

「我慢をしすぎることはやめておこう!」ということですね。

一度心を病んでしまうと、元に戻ることがすごく難しいという事を学びました。この仕事を一生続けなければ生きていけない、この仕事を辞めたら死ぬしかないという事は人生の中で多分ありません。一番大事なのは自分だから、自分を大切にしてほしいです。どうしても無理だと思ったら、そこから逃げ出すことは別に悪い事ではありません。自分に合う場所は必ず他にあると思います。度を越えたことに対して我慢は出来ません。

私は一度、理不尽な現場で我慢に我慢を重ねた時がありました。あるとき「ボンッ」と爆発して、その時の現場のリーダーのところへ行き、「こんな失礼なメールを送ってくることに対して、どうお考えですか?」と啖呵を切ったこともありました。私の心は追い込まれて、自制がきかなくなっていたのですね。我慢のしすぎは心にも身体にも良くない事です。

 

仕事で壁にぶつかって悩まれているみなさんへ、
心が蝕まれるような我慢は、しなくて良いのですよ!!

Voicy わおんDX