実践!!データ活用・データ分析の人材育成
~柏木先生×Power BI×ジールで、データ分析・データ活用人材を育てよう~
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はじめに

近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)やデータドリブン経営といった言葉が良く聞かれますが、まずデータ活用を推進する上での課題として挙げられるのは、データ活用人材の育成です。本セミナーでは、実務で活用出来るデータ分析人材育成を行っているデータ&ストーリー LLC柏木様と、ジールで20年にわたりデータ活用の支援をしてきた開発ユニット長が、データ分析・データ活用のヒントと人材育成についてお話します。また、データ&ストーリー LLCのデータ活用コンテンツとPower BI習得のコンテンツが含まれたデータ分析・データ活用人材育成eラーニングサービス(ZEAL DX-Learning Room)をご紹介いたします。

第1部 データ分析“作業”から“活用”へ

<講師> データ&ストーリーLLC 代表 柏木 吉基 氏

1. お客様からよくある相談ケース

私がお手伝いしているお客様は、民間企業から自治体まで、民間企業ではメーカー、金融、サービス業、テーマパーク、コンサルティング会社など多種多様に跨っていますが、共通してよく言われたり聞かれることに以下のようなものがあります。

  • データはたくさんあるのだけれど“活用”ができていない
  • 見るだけや報告だけのデータ活用になっている
  • もっといろいろな情報を読み取るために 、どのようなスキル(高度な分析手法や統計知識など) 、 ツールなどが必要なのだろうか
  • 組織全体にデータ活用文化を定着させるには何が必要か

皆さんが普段感じていることと比べていかがでしょうか。
私の講演の最後に、こういった質問に対して私がどう考えているのかをお話します。

2. データ分析活用の基礎とデータ分析人材のあり方

データ分析活用する時には、どんなことが必要でしょうか?そして、そのための人材には何が必要になるでしょうか?これについてお話します。まず、やりたいことが何なのかはっきりさせないと話が嚙み合ってきません。そのために「データを活用する」ことによるゴールとして大きく2つに分けてみました。
エンタープライズBI:企業もしくは組織が同じものを見て状況を把握し共有できること
セルフサービス分析:何が問題なのか何が原因なのかを捉えて、それに対してアクションを考えること、実務の中で、成果を出すこと
目的が違うと当然、やるべきこと、そして必要なもの(スキルや知識やツールなど)が全く違ってきます。まずはここを意識されていますでしょうか?データがあるからなんとかなるという世界ではありません。

データから答えを探すのがデータ分析ではない

セルフサービス分析に欠かせない、データに対する認識についてお話しましょう。 下の図をご覧ください。今自分が持っているデータがこのオレンジ色の丸い範囲だとしましょう。そのデータをいろいろ分析して見えてくるものは、この白い丸の範囲だと思ってください。ところが、お客様をサポートしていていつも感じることは、そのデータの中には本来あなたが知るべきことが入っていない、ということです。あなたが調べなければならない範囲は、この大きな外側の円にありました、というケースが多くあります。

つまり、皆さんが持っている様々なデータの中に、本来求めるべき答えが存在しないケースが少なくないということです。持っているデータからスタートしてしまうと、そのデータの中から何が読み取れるのか?ということだけがアウトプットになってしまいます。それではデータ分析を活用しているとは言えません。

よって、データドリブン(既存のデータ在りきの進め方)なんてやめたほうがいいですよ、といつも言っています。なぜなら、「データの中に書いてあること」を見ているだけでは、たまたまあったデータを可視化して見ているだけに過ぎないからです。これは、データ分析が失敗する典型的なケースです。

では、具体的にどのようにすればデータ分析が実現できるのでしょうか?
詳しいご説明は、本セミナーにて紹介いたします。

第2部 データ活用人材育成とZEAL DX-Learning Roomの紹介

<講師> 株式会社ジール データドリブンサービスユニット ユニット長 福田 成志 氏

データ活用人材育成の “背景”

昨年末に経済産業省からDX レポート2 中間取りまとめ(概要)が出されました。
このレポートによると、9割以上の企業がDXに未着手あるいは途上の状況であり、経営の意思決定にデータを使えていますか?という問いに関しては、70%の企業が部分的な活用に留まっているということでした。データ活用するということは、データドリブン企業になるということを意識しなければなりません。つまり、これまで経験や勘や度胸(KKD)による意志決定からデータに基づいて意思決定をしていくことが求められます。すなわちこれからの時代は、全員データ活用の時代であり、誰か特定の人やデータサイエンティストだけではなく、ビジネスに関わる方、全員がデータを活用する必要があります。準備段階として、データを集めるところ、つまりデジタルプラットフォームの構築が必要であり、多くの企業で導入されてきております。また、それと並行して必要になるのが、人材育成です。DXを実現する上でデータを理解し、デジタルプラットフォームを活用しフィードバックをしていく流れができることが理想的です。そういった背景から「人材育成」というところに焦点を当ててゆきます。

出典:経済産業省 「DXレポート2 中間とりまとめ」https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation_kasoku/20201228_report.html

データ活用と育成の方向性

データ活用と育成の方向性についてお話します。
一般的な会社のデータ活用のレベルについて話すと下記の図の右側のようなピラミッド構成になっているケースが多くあります。上部は、データを業務に生かす“パワーユーザ”、下部は結果を見る“参照ユーザ”となっています。

パワーユーザ:データの活用方法、利用方法を知っている人
参照ユーザ:データの利用方法を知らない人

この参照ユーザをいかにパワーユーザにもっていくのか、このピラミッド構造をひっくり返し、組織の全員がデータ活用する環境をしっかりと作っていくことが目指す育成の方向性になります。

では、参照ユーザをパワーユーザにするために、どのように人材育成を進めていけばよいのでしょうか?

詳しくは本セミナーにてご紹介いたします。

ZEAL DX-Learning Room のご紹介

人材育成の方向性を踏まえ、データ分析のノウハウとBIツールのノウハウの習得、そしてパワーユーザと参照ユーザの情報交流もできるような仕組みを備えたものがZEAL DX-Learning Roomになります。

ZEAL DX-Learning Roomでは、講義形式、ハンズオン形式、ドキュメント形式の教材を用意しています。ハンズオンでは、ZEAL DX-Learning Roomの中からサンプルデータをダウンロードし、ご自身のPC環境で繰り返し実習することができます。模範回答もダウンロードできるようになっていますので、わからないところを比較して理解できるようになっています。

下図がZEAL DX-Learning Roomの画面イメージになります。ポータルから受講したい教材を選択し、受講することができます。受講の進捗確認やルームという情報交換の場も用意されています。またジールがこれまでナレッジとして貯めていたFAQやTIPS集も参照できるようになっています。

ZEAL DX-Learning Roomのメニューとしては、2つ用意しています。
・ZEAL DX-Learning Room Standard:データ分析ノウハウ+BIツールノウハウ
・ZEAL DX-Learning Room Basic:BIツールノウハウのみ

まとめ

本セミナーでは、データ分析の本質および、データ活用ができる人材育成の方向性と、具体的な育成実行例についてご紹介いたしました。DXを実現するためには、データを活用していくことが大きな鍵となります。しかし、データ活用の本質をとらえて、データを活用していく人材がいないと前に進みません。この課題にどのように立ち向かえばよいのか?その答えがこのセミナーにはありました。
詳細についてはこちらからお問い合わせください。