(画像はPR TIMESより)
ビジネスインテリジェンス/データウェアハウス専業ソリューションベンダーである株式会社ジール(本社:東京都品川区)は9月11日 、株式会社大林組(以下:大林組)のデータ仮想化ソリューション「Denodo」構築事例を発表しました。
従来、大林組では総務・営業・設計・工事など、部門最適でシステムを構築し、データ活用も部門内を中心に行っていました。部門外でデータを活用する場合には、担当者が社内システムや社外の情報を手元に集め、手作業でレポートを作成していました。しかし、手作業による集計業務では、隔週や月次のタイミングで経営指標などのデータを可視化するのは困難であり、ミスを招く恐れもありました。また、各部門で同じようなデータを作成するといった非効率な面も課題になっていました。そのため、DXにより社会や産業の構造が変化する中、意思決定の迅速化を図るためには、社内のデータを統合し活用する基盤の構築が必要となっていました。
▶ 総務・営業・設計・工事など部門間で閉じたシステムとなっており、社内データの流通が困難
▶ 隔週・月次での経営指標の手作業での集計業務の限界と効率化
▶ データドリブン経営推進の為の迅速に効果をだせるデータプラットフォームの導入
▶ すべてのユーザがデータ利用するため、アクセス権限を厳格化
課題解決のため、2019年1月、データドリブン経営の実現を目指し、全ユーザが利用するデータプラットフォーム構築プロジェクトをスタート。同社がデータプラットフォームの構築で重視していた「データ取得の窓口一本化」、「データ活用における情報システム部門の負荷軽減」「疑いようのない正しいデータであること」「セキュリティの確保」という4つのポイントを満たす製品を調査・検討する中で、2019年9月、ジール主催のセミナーで衝撃的な出会いをし、一目惚れした製品が、データ仮想化ソリューション『Denodo』でした。
2019年11月から3カ月間、大林組はジールの支援のもとビジネスユースケースとテクニカルテストケースの観点から、Denodoが同社の求める要件にどこまで対応できるのかを検証するためPoCを実施しました。その結果、機能面、投資額、ジールの技術力と相性などを総合的に判断し、2020年2月にジールを構築パートナーとするDenodoの採用を正式に決定しました。
▶ 物理的にデータを動かすことなく仮想的にデータを統合し、すべてのユーザによるリアルタイムなデータ活用の土台を構築、データドリブン経営の推進
▶ 既存システムへの影響を最小化する仮想化のメリットと、ジールの質の高い構築作業により、わずか3カ月間で環境構築
▶ データべースレベル、フォルダ/ビューレベル、行・列レベルでアクセス権限を設定できるため、セキュリティと利便性の両立
2020年7月には、Denodoをベースとするデータプラットフォームのサービスを開始しました。
大林組は、セキュアな環境のもと全社で情報を共有し、ユーザの誰もが必要なデータをタイムリーに活用する仕組みを整備することで競争力の強化を図っていく方針です。今後も、BI分野の豊富なノウハウを有するジールの継続的な支援にも大いに期待を寄せています。
今後もジールは、大林組のビジネス戦略における適切な環境作り、ツールのご提供などさまざまな側面において、お客様のご要望を反映したサービスの充実を推進して参ります。
▼外部リンク
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000016467.html
◆詳細な事例はこちら( https://www.bi-online.jp/customer/constructionindustry/obayashi/ )