<経営層対談>
世界最先端セルフサービスBIを活かすのは、
あの国産分析用データベースとBIダッシュボードだった!

2023年1月18日(水)、株式会社ジール(以下、ジール社)主催、ThoughtSpot合同会社(以下、ThoughtSpot社)ならびにウイングアーク1st
株式会社(以下、ウイングアーク社)共催にて「世界最先端セルフサービスBIを活かすのは、あの国産分析用データベースとBIダッシュボードだっ
た!~ThoughtSpotとDr.SumとMotionBoard、この奇跡の邂逅がもたらすものとは?~」セミナーを開催しました。

 

セミナーでは、最先端BIツールの「ThoughtSpot(ThoughtSpot社)」と分析用高速データベースとして実績のある「Dr.Sum(ウイングアーク社)」、そして豊かな表現力で定評のあるBIツール「MotionBoard(ウイングアーク社)」の3つの製品によるかつてないデータ活用効果をご紹介しました。

本記事では、セミナーでご好評をいただいたThoughtSpot社日本カントリーマネージャー 有延 敬三氏、ウイングアーク社執行役Data Empowerment
事業部長 大澤 重雄氏、ジール社取締役 中村 国宏によるパネルディスカッションの模様をレポートします。

 

※本記事は、ウイングアーク社「データのじかん」でも掲載しております。https://data.wingarc.com/businessintelligence-4th-gen-50644

 

――パネラー紹介――

 

ThoughtSpot合同会社
日本カントリーマネージャー
有延 敬三氏

ThoughtSpot合同会社

 

 

ウイングアーク1st株式会社
執行役員 Data Empowerment事業部長
大澤 重雄氏

ウイングアーク1st株式会社

 

 

株式会社ジール
取締役
中村 国宏

株式会社ジール

――ファシリテーター紹介――

 

株式会社ジール
ビジネスディベロップメント部
コンサルタント
Voicy「わおんDX」チャンネルパーソナリティわおん
栗原 和音

 

 

 

セミナー企画の背景

BIの潮流がエンタープライズBIからセルフサービスBIへと移りゆくと共にBI導入の敷居も下がり、多くの企業様で何らかのBIを導入されている昨今ですが、一方で思ったような効果が得られず、以下のような課題をお聞きしています。

①    だれもが利活用できるセルフサービスBIを導入したのに、結局一部の人しか使いこなせない

②    以前のエンタープライズBIにはあった機能がセルフサービスBIでは不足していて、以前できていたことができなくなった

③    BIツールで分析しようとしても、肝心の分析するためのデータが十分でない、またはデータはあるけれども分析用に使いやすい形に
    できていない

ThoughtSpot社とウイングアーク社の協業背景を紐解く形で、これらの課題解決へ向けたヒントをご紹介できればと、本セミナーを企画しました

 

 

 

自己紹介

栗原 和音(以下、栗原)本日ファシリテーターを務めます、ジール社の栗原です。はじめにパネラーの皆様の自己紹介をお願いします。

 

有延 敬三氏(以下、有延):ThoughtSpot社のカントリーマネージャーを務めています。エンジニアとしてキャリアをスタートしましたが、
向いてないと自覚し(笑)営業に鞍替えをしました。その後、外資系IT企業のカントリーマネージャーを複数社経験しました。データベースやデ
ータのハンドリングまわりが長く、得意領域になります。
趣味はゴルフや体を動かすこと全般で、いつも体を動かしています。またベンチャー企業などスタートアップ企業に対しての支援も好んで行って
います。また、最近はYou Tube全般にはまっています。
ThoughtSpotは検索とAIを活用した新しいBIの分析ツールになります。お客様は大企業を中心に、製造、小売、金融など様々な業種でご利用いた
だいています。「データに基づくファクトドリブンな世界を創る」というミッションのもと事業を推進しています。
ThoughtSpotをご利用いただいている日本企業様を2社ご紹介します。1社目は京セラ株式会社様で、全社員25,000人に対しセルフスサービスBIと
してThoughtSpotによる分析環境をご提供しています。携わる職種によって見たいデータは違うはずですが、IT部門が25,000人分の多種多様なレ
ポートを作るのは非常に大変な作業です。セルフスサービスBIとしてのThoughtSpotは、実務に活かせるツールである点が大きなポイントになっ
ています。2社目はTangerine株式会社様です。Tangerine様はStore360というソリューションをアパレルなどの小売企業に提供していますが、
Store360のセルフサービスBIとしてThoughtSpotを埋め込んで提供しています。

 

大澤 重雄氏(以下、大澤):ウイングアーク社でData Empowerment事業部を担当し、主にDr.Sum、MotionBoardといった自社製品を中心に
データ活用のためのソリューションやサービス、データ活用環境などを提供しています。また、「ユーザー様の価値向上」をミッションに掲げて
おり、事業責任者としてプロダクトの開発・企画などすべてに携わっています。
趣味は有延さんと同じゴルフですが、有延さんは体を動かしながら健康でいるというタイプかなと思いましたが、私はなるべく努力をせずに健康
でいることを趣味としていて、ヤクルト1000を好んで飲んでいます。私の個人的な感想ですと睡眠の質が改善され、少し目覚めが良くなったかな
と思っています。本日は、ThoughtSpot社とウイングアーク社のアライアンスの背景を含めて裏側も可能な限りお話しできればと思っています。

 

中村 国宏(以下、中村):有延さんと大澤さんと同じくゴルフが趣味です。また、お酒が大好きで、体を動かすことも大好きです。
ジール社は約30年にわたりBIやデータ分析に関わる事業を推進しており、現在はAI、BI、DWHのソフトウェアのライセンス販売、SI、DX人材育
成サービス、アウトソーシングなどの事業を展開してます。

 

栗原パネラーの皆様の共通点が趣味のゴルフということがわかったところで、早速ディスカッションを進めていきたいと思います。長年BIに取り
組んできたSIerの立場のジール社の中村さんに質問ですが、現在多くのBIツールがありますが、お客様はBIをどのようにお考えでしょうか?

 

中村:まずBIの歴史を紐解く必要があるかと思います。先ほどジール社は約30年にわたりBI事業を推進してきたとお伝えしましたが、実は30年前に
BIはありませんでした。1989年にガートナーが非専門家でもデータ分析が行えるツールをBIと定義した後に、BIというものがDWHと共に流行し始め
ました。第一世代はWindows 95が発売された1990年代から2000年代ですが、当時BIツールは高価でしたので一部の部門だけで使われていました。
第二世代は2010年から2020年頃で、BIツールが安価になりセルフ BIという概念が誕生しました。第三世代は2020年以降の現在で、ThoughtSpotの
ように驚くようなBIツールが現れています。

SIerとしてお客様と接する中でお聞きすることは、DXの潮流もあり、全社員がデータドリブン人材になることを求められているということです。
お客様からはBIツールのレコメンデーションを求められますが、対象のデータや分析したい結果・内容により最適なツールが異なりますので、各部
門に即したBIツールの選択・導入が必要になると考えています。料理に例えますと、第一世代、第二世代は単品メニューを作ればよかったので1
つの包丁で足りていたのですが、全社員・何万人という単位になるとフルコースメニューになり、同時にBIツールも料理の包丁と同様に、メニュー
に応じた適切なBIを用意しなければなりません。

 

栗原:BIツールを提供されているThoughtSpot社とウイングアーク社の今回のアライアンスについての期待をお聞かせください。

中村:第三世代の先端を走っているThoughtSpot社と第二世代と第三世代を駆け抜けているウイングアーク社の協業ということで、非常に驚きまし
た。同時に新しいものが生まれるのではないかと期待が膨らみました。先ほどお話しさせていただいたような全社横断的なBIの利用において、この
アライアンスは非常に有効だと思います。
多くのお客様において部門ごとのBI導入や利用が増えてきているとは言え、IT部門に許可なく部門で導入した場合などはIT 部門の負荷が非常に高く
なり、面倒がみきれないとお聞きすることもあります。ThoughtSpot社とウイングアーク社の協業によって、例えば、IT 部門の負荷をかけずにノー
コードで使えるDr.SumとThoughtSpotの最新機能のコンビネーションは最強だと思っています。

 

栗原:どちらかを選ぶのではなく、組み合わせて使うのもおすすめということですね。続いてはメーカーの立場からのお話を伺いたいと思います。ThoughtSpot社とウイングアーク社の協業は私自身も驚いたのですが、外資の大手BIベンダーと日本のBIベンダーの協業はいまだかつてなかったと
思います。今回の協業の経緯や背景、そして話せる範囲で裏話をお聞かせください。

有延:まずお伝えしたいのは、ThoughtSpotの生い立ちはもともと検索とAIでBIではないということです。ThoughtSpotの立ち上げの頃にはすでにMicrosoft Power BI、Tableau、Qlik、MotionBoardなども登場していたと思います。さまざまなBIツールをベンチマークし、それらと重ならない機能を持つソリューションを検討し誕生したのがThoughtSpotです。グラフで分析ができるなどBIツールと同じように見えるのですが、誕生時のアプローチが全く違います。そういう意味で使い勝手も違います。

また、ThoughtSpot社は、以前はデータベースも提供していましたが数年前にやめ、市場に多数存在するDWHと連携するという方針に転換しソリューションを提供しています。DWHと連携したソリューション提供を考えていくと、日本国内のDWH市場は圧倒的にウイングアーク社なのです。オンプレミスの利用がほとんどですが、他社と数十倍の開きがあるかと思います。DWHという言葉が広がる前に、ウイングアーク社は分析に特化したデータベースのDr.Sumという素晴らしい商品を開発・提供していました。日本国内で9000サイトと聞いており、非常に多くのお客様がご利用中です。このポテンシャルに期待をしたというのが今回の協業の1つ目の理由です。

BIツールは適材適所です。ThoughtSpotはMotionBoardのような表現力を未だ持ちあわせていないかも知れませんが、一方で、IT部門に頼らずにデータを検索して表示し自分たちでレポートを作っていくセルフサービスBIという領域で長けています。ThoughtSpot導入企業の90%は何らかの既存のBIとThoughtSpotを使い分けています。つまり、共存できるということが協業の2つ目の理由になります。

栗原:どちらも同じようにデータを可視化するツールに見えますが、MotionBoardとThoughtSpotの違いは何かという議論、そしてすみ分けが社内でなされていたのですね。

 

有延:ThoughtSpot社とウイングアーク社の協業については、実は社内からも驚きの声があがり、日本人スタッフ含め一様に「製品同士がぶつかるのではないか」という意見でした。しかし相互のユーザーの立場として考え、どこに何を使うかを詳しく検証していくと共存できることがわかりました。大きな製品カテゴリで考えるとぶつかりそうですが、それは例えばバスケットボールとバレーボールは同じ球技というようなもので、全く違うのですね。


栗原大澤さん、今の有延さんのお話についてご感想いかがでしょうか?

大澤:ガートナー マジック・クアドラントに何度もリーダーの位置付けとなっているトップランナーのThoughtSpot社との協業はテンションが上がりました(笑)有延さんからもお話のあった通りですが、ThoughtSpotを最初に見た時にウイングアーク社製品との違いを明確に理解しました。正しいデータがないとThoughtSpotは活きない製品でDr.Sumが明確にフィットする、まさに有延さんがおっしゃる通りだと思いました。

MotionBoardとDr.Sum Datalizerの競合については、お客様を主語に考えた場合、データを活用しなければならない業務が多岐にわたっているので、その上で協業ができればと思っていました。ですが、そう思っていても、グローバルな外資系企業ですと難しい面もあり、今回協業のご縁をいただいてここまでこられたのは感謝しかありません。

BIツールはかなり棲み分けが出来ていると思います。1社1製品に絞る企業様も非常に多いのですが、本当にそれが正しいか?と言うのは、私自身が思っているところです。

協業のオファーについてはこれが起点というものはなく、以前よりウイングアーク社からは連携の相談をしていたように思います。

有延:ウイングアーク社との関係を正直にお伝えしますと、何かの席でウイングアーク社のメンバーからThoughtSpot社と協業できるのではないか
という話がありました。その際、私は「それはない」と答えました。しかし、その帰りに改めて考え直したところ「あり」だと確信しました。
後日、大澤さんに相談をしたところ最初は「う~ん」との反応でしたが、機能などをご覧いただくとすみ分けができるという話になりました。関わる
メンバーにも時間をかけて説明し、ThoughtSpot社のグローバルのメンバー、ウイングアーク社のメンバーもお互いに腹落ちし話が進んでいきました。

 

大澤:主語がお客様という点がポイントだったと思います。製品という切り口では近しい領域ということは間違いないのでベンダーを主語に考えれば
Noだと思いますが、「お客様がこんな風に使っています」となると、確かにその業務があると私も思います。一方中村さんが冒頭に話された通り、グ
ローバルで見ると日本は特殊だと思います。その特殊な環境を実現できるのは実はウイングアーク社しかいないと思いましたし、また、「有延さん、
この辺の機能は強化されないですよね?」と聞いた時「ないない」という話から、それを確信しました。

 

栗原:ThoughtSpot社とウイングアープ社のトップ層で深く話をされたということですが、メーカーのお2人のお話から、ジール社中村さんはどん
な感想をお持ちですか?

 

中村:有延さんに質問があります。私もアメリカに本社がある外資系企業に在籍していたことがありましたが、日本マーケットでのアライアンスは絶
対に許されませんでした。今回はどのようにアメリカ本社を納得させたのでしょうか。

 

有延:当初は、アメリカのシリコンバレー本社のメンバーは誰も耳を傾けてくれませんでした。ウイングアーク社の「ウ」の字も知らないのですから、
そこから説明をしなければならずかなり努力をしました。ウイングアーク社にはThoughtSpot社のグローバルのヘッドクオーターへ説明に来ていただ
きました。これにより、ウイングアーク社はデータベースおよびBIの領域やマーケット関し大変深い知見をお持ちだという理解がアメリカ本社の中で
も深まりました。私からの説明だけではなく、ウイングアーク社のメンバーにアメリカ本社までご来社いただき、アメリカ本社のメンバーに直接会っ
ていただく努力が陰にありました。

 

栗原:パネルディスカッションの終了まであと5分となりましたが、最後に皆さまへご質問です。安価で高性能なクラウド型のDWHが多数存在します
が、このすみ分けについてもご意見をお聞かせください。

中村:中立的な立場でお答えしますと、お客様の課題という点では、IT 部門以外にもDX部門が立ち上がり始めていますが、圧倒的に人材不足です。
また、これまでのお話にありましたが、誰もがデータ分析・活用ができるようBIユーザーを増やしてく必要がありますが、そうするとBIのためのデー
タベースを増設する必要もあります。Dr.Sumの特徴は、ユーザー部門がノーコードで開発できるため、IT 部門の負荷が減る点だと思っています。
また、ThoughtSpotはお客様の課題に対してクラウド型DWHと一線を画したサービスのご提供、もしくはそういったお悩みをお持ちのお客様にしっ
かりはまるものだと思っています。データを貯めるとなると、リレーショナルデータベース、いわゆるRDBを選択されるお客様も多いかと思いますが、
ある程度の深い知識や技術が必要になります。Dr.Sumの特徴としてはそのような深い技術やスキルが必ずしも必要ではなく、高速な分析のための環境
構築ができます。

大澤:単にデータを貯めておくだけであれば安価なクラウド型DWHはいくつかあると思っています。一方で、クラウド型DWHの中には、最初は安価
ですが、従量課金により請求額に驚くようなケースが結構あるというのはThoughtSpot社からも聞いていました。

その点Dr.Sumは、冒頭に有延さんがご紹介された京セラ様の例ですと25,000ユーザーでもコストが一気に上がらないライセンス体系になっています。
その辺の対応ができている点をご説明すると、改めてウイングアーク社は日本市場に強いというのをご認識いただけたようで、ウイングアーク社にと
ってもモチベーションや自信につながりました。

 

有延:やはりウイングアーク社は日本の会社なのですよね。外資系企業のご経歴がある中村さんもご経験されたと思いますが、外資系企業は買収やト
ップの入れ替えがあると企業の方針が変わり金額の課金体系が変わることがあります。企業として重要なデータを預けるデータベースですから、その企
業の体制が頻繁に変わる場合などは経営者も含めて不安を感じてしまうこともあると思います。

一方、日本企業であるウイングアーク社はそういった心配がなく、お客様にとっては安心感があると思います。それゆえにウイングアーク社のソリュー
ションは、日本国内で圧倒的なシェアをお持ちなのだと思います。

 

栗原パネルディスカッションのお時間があっという間に終わりに近づいてきました。今回のパネルディスカッションの内容をまとめると次の2点に
なるように思います。
1点目は、単一の製品で全てのデータ分析を行うのではなく、様々な製品を組み合わせる新しい選択肢があるということ。
2点目は、BIツールも重要ですが、そのためのデータを貯めるデータベースも重要ということ、ではないでしょうか。
それでは、最後にパネルディスカッションをご視聴の方へメッセージをお願いします。

 

有延:PoCなどトライアルの機会をいただきThoughtSpotを経験していただければと思います。

大澤:1社でも多くの企業様とビジネスをご一緒させていただきたいと思っています。

栗原:本日はパネラーの皆様、貴重なお話をありがとうございました。

 


 

パネルディスカッションの後には、ジールによるThoughtSpot / MotionBoardの両製品をDr.Sumに繋げてのデモンストレーションをご覧いただき、3つの製品を組み合わせた業務イメージをご参加の皆様へご確認いただきました。ジールではこれからBIツールを検討したい、もっとBIツールを活用したい皆様へ、お客様のデータ活用にぴったりなBI製品をお客様の立場で選定するサービス「Z-BISS」をご提供しています!
※Z-BISS 参考サイト:https://bi-online.jp/reports/20201113

 

 

参考サイト
※株式会社ジール: https://www.zdh.co.jp/
※ウイングアーク1st株式会社:https://www.wingarc.com/
※ウイングアーク1st株式会:データのじかん ~約75万人に読まれるデータ・DXに特化したWEBマガジン~ https://data.wingarc.com/
ThoughtSpot合同会社:https://www.thoughtspot.com/jp

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