これは、Tableau Publicで作成した<コロナ感染者の推移のダッシュボード>です。
Excelでもグラフは展開できるのに、BIツールを用いるメリットって何なんでしょうか?というお声を耳にします。ずばり、BIツールを用いることで別の次元へ旅立つことができるからなのです!
BIツールにデータを放り込めば、ある程度まで自動でビジュアルを表示してくれて、予測機能を追加することで、これまで見ていた画面とは一変、多角的にデータを観察することができるようになります。可視化をするというのは、視点を変えることと言い切っても良いと私は思っています。このシリーズでは、いろいろなBIツールを試してご紹介していきたいと思います。初回は【Tableau Public】を利用して簡単にデータを可視化してみました。
Tableauは、2003 年 スタンフォード大学のコンピューター科学プロジェクトから誕生した、統合分析プラットフォームです。直感的なインターフェースにより、ドラッグ & ドロップ操作をデータクエリに変換して、データを視覚的に表現することができ、セキュアで、柔軟性があり、Windows、Mac、Linuxなどあらゆる環境に対応できる分析プラットフォームです。リッチテキストを入力してください
Tableauを利用する方法のひとつに、Tableau Publicがあります。Tableau Desktop Publicエディションが利用可能です。ビジュアライズされたグラフや表のことをVizと呼びます。こちらはローカルPCに保存はできず、Tableau Public Galleryに保存されます。メールアドレスを入力すれば、ダウンロード開始です。
https://public.tableau.com/ja-jp/s/download
Viz(ビズ)とは、Tableauで作成したビジュアライズされたグラフや表のことで、Tableauでは、リアルタイムにグラフや表を作成できます。行シェルフ、列シェルフに項目名をドラッグ&ドロップするだけで、自動でVIZが完成します。初心者にも使いやすいインターフェースが魅力のひとつです。下記グラフでは、列シェルフに感染者数を、行シェルフに日付をドラッグ&ドロップしました。背景や、グラフの配色も自由に変更できます。今回は黒い背景に変更してみました。
アナリティクスを選択すると、指数平滑法と呼ばれるテクニックに基づいて<予測機能>を追加することができます。予測アルゴリズムは、将来的に予測されうる規則的なパターンをメジャーに見つけようとします。ドラッグ&ドロップするだけで、自動で予測数値を表示してくれます!その他、定数地・平均値から中央値、傾向線に至るまで、数値の分析を行うのにもってこいの機能が多数そろっております。
表形式をクリックすると、グラフの形状があっという間に変更されます。
日付の▼をクリックし、日付の階層も自由自在に変更できます。
次に感染者累計が多い都道府県の、上位10件を表示してみます。
関数RANK()、INDEX()を使ってTOP10表示します。
作成したVizをダッシュボードに展開し、WEBで閲覧できます。
オブジェクト機能で、背景の変更、テキスト入力、イメージ画像の挿入など、ダッシュボードを充実させることができます。
ビジュアライズされた複数のVizを同時に表示できるため、相互の関係性を考察しやすいです。
ダッシュボードをTableauPublicに保存すると、WEB上で閲覧することができます。
煩わしい設定は一切なし!メンバーとの共有もとても簡単です。
いかがでしたでしょうか、TableauPublicを利用してコロナ感染者推移、予測、日付の階層、上位10件のデータを可視化してみました。行シェルフ・列シェルフに項目を入れるだけでいとも簡単にVizが完成します。プログラミングの知識が無くても、直感的に操作でき、ワンクリックで簡単に表現できる便利なツールです。関数もExcelの関数と似ているので、アレルギーなく使用できると思います。またダッシュボードを共有化すれば、作成済みのVizをみんなで閲覧することも可能です。シンプルな操作性と、多様なビジュアライズ、Excelとは一線を画す別次元の世界が広がります。皆さんも一度Tableau Worldをご体感ください!!
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