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新潟県柏崎市の行政情報を統合データベース化し、「デジタル予算書」として公開/
ウイングアーク1st

ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:田中 潤、以下ウイングアーク1st)は、新潟県柏崎市における、行政情報の可視化・オープン化や高度な行政経営の実現を目的に、情報活用ダッシュボード「MotionBoard」を活用し、市の予算・決算、事業の進行・評価・報告までの情報を体系的に結び付けた仕組みを構築しました。2021年5月28日、ウイングアークは、自治体における情報活用・公開の先進的な取り組みとして事例を公開しました。

1.背景

新潟県柏崎市では、昨今、櫻井 雅浩市長のリーダーシップのもと、「市政のデジタル化」によるさらなる行政サービスの向上に取り組んでいます。国を挙げてデジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進が提唱されているなか、同市では2020年度にデジタル・トランスフォーメーション推進計画を策定し、暮らし・産業・行政のDXなどの推進を目指しています。そのDXの推進において櫻井市長が最も重要とするのが、市民の様々な生活シーンにおいて、サービスの利便性が向上し、その成果として市民の安心・安全が確保され、快適な日常を送れるようになることです。これらの実現に向けて、全庁的に現状の課題とデジタル化による改善の可能性を洗い出すとともに、効果が認められるものからスピード感をもって実現していくとしています。

2.課題

  • 予算・実績、進行管理、事業報告などの情報が部署ごとにバラバラに管理されていて活用しづらい
  • 庁内職員や市議会議員、市民によるコミュニケーションを活性化させたい
  • インターネットで公開していた予算書・決算書が、分かりづらい

行政のデジタル活用において柏崎市のDXの取り組みを象徴するのが「デジタル予算書」です。その誕生のきっかけは、従来ながらの紙やPDFファイルの文書形式による予算書・決算書の見づらさや分かりづらさにありました。

従来、同市の予算書は、厚さが3.2cm、重さ1.4kgにもなるものであり、市の職員のみならず、市議会議員(市議)もこの予算書をもとに業務を行っていました。また、予算書・決算書はWeb上からPDFファイルで公開していたが、市民からは見にくい、分かりにくいといった声も寄せられていました。櫻井市長自身、30年前に市議として予算書を使うことになった時から、何とかデジタル化ができないものかと考えていたことから、2017年、予算書のデジタル化に向けた取り組みがスタートしました。

厚さ3.2cm、重さ1.4kgにもなっていた柏崎市の予算書

3.「MotionBoard」導入

予算書のデジタル化プロジェクトでは、市の構想に基づき、オプテージ社が提供する行政経営管理コンサルティングサービスを適用しました。両者は2018年にデジタル予算書にふさわしいシステムについて検討を重ねた結果、データを可視化する基盤として採用を決定したのがウイングアークの情報活用ダッシュボード「MotionBoard」でした。

まず2018年秋に、MotionBoardを使ったトライアルのシステムを構築し、庁内職員や市議に対してデモを実施し、市議に対しては、デモと合わせてデジタル予算書の構想の説明を行いました。すると、その分かりやすさなどから市議からの評価は高く、コンセプトの正しさが実証されることになりました。

4.効果

柏崎市のデジタル予算書は、まず2020年11月4日に庁内での運用をスタートし、2021年2月12日よりインターネット公開されています。デジタル予算書では、これまで個々に管理されていた予算・実績、進行管理、事業報告といった政策関連情報を統合データ化することで、横断的な情報確認を実現するとともに、条件検索やソート、関連情報とのリンク等により、従来把握されづらかった情報へのアクセス性の向上も実現しています。

また、既存公開情報との連携およびアクセス性の向上により、行政関連情報をより多くの市民と共有可能となったうえ、庁内職員や市議、市民が同一データを共有し議論できるようになったことで、市民行政間のコミュニケーションの活性化にも期待が集まっており、インターネット公開後に実施した市議向けの操作説明会では、とりわけその検索性の高さを評価する声が目立ちました。さらに庁内職員からも、予算の確認がしやすい、分かりやすい仕組みだといった評価の声が寄せられています。

MotionBoardを活用した「デジタル予算書」

柏崎市が全国に先駆けて開発したデジタル予算書は、国や他の自治体からも注目を集めています。今後、同市では、そうした他の行政機関とも積極的に情報交換をしながらシステムをブラッシュアップしていくとともに、データ比較など、デジタル予算書をベースとして、多くの自治体と高度な行政経営について広く議論していくことを視野に入れています。

コメント

柏崎市 総合企画部 企画政策課 課長代理/若月啓満氏

・「紙やPDFでの配布・公開が一般的な予算書のデータ活用およびデータの可視化を通じ、デジタル化による高度な行政経営を実現することを目指しました。その最初の取り組みとして、市民、市議、市職員など誰もが使いやすく、分かりやすい予算書となることを追求しました」
・「Web版のユーザーインターフェイスについては、2021年2月12日のWeb公開ギリギリまで、ここはこう見せた方が分かりやすいのではないかなど、市長とのやり取りが続きました。この点に関しても、ウイングアークの方々には、直前まで画面構成の調整を行ってもらう等、さまざまな協力をしてもらいました」
・「これまで市議会では、2つのかばんに分けて予算資料を持ち込んで答弁するといった姿が当たり前のように見られましたが、そうした光景も変わってくることでしょう。議会の中身についても、従来は議論のベースとなる情報のやり取りがどうしても多くなりがちでしたが、情報共有が進むことでそうした情報を踏まえた上で、未来の市政のあり方により特化して語り合えるようになるのではと期待しています」

柏崎市 財務部 財政管理課 財政係 主査/板谷大良氏

・「市議の方々は既に議会でiPadを使っていることもあって、予算書がデジタル化されることで、重い紙の予算書を持ち歩かなくともiPadで見られるというのは歓迎だったのではないでしょうか」
・「財務会計システムのデータと、それ以外の総合計画の進捗状況にかかるデータや各地区情報など、それまで個々に管理してきたデータをどう連携し活用できるようにするかで苦労しました。技術的な問題に限らず、関係部署との連絡や調整などを行いながら諸々の課題を解決していきました」

柏崎市 総合企画部 企画政策課 課長代理/若月 啓満 氏(写真右)
柏崎市 財務部 財政管理課 財政係 主査/板谷 大良 氏(写真左)
* 部署名は取材当時のものです。

新潟県柏崎市

市制施行 :昭和15年
人口 :86,833人(2015年国勢調査)
URL :https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/

新潟県のほぼ中央に位置する柏崎市は、古くから北国街道の宿場町、北前船の寄港地など交通の要衝として栄え、豊かな経済と伝統文化を築いた。明治時代には多くの製油会社が設立され、それを背景に機械金属工業も発展し、現在の産業の基盤となっている。現在同市では、「市政のデジタル化」によるさらなる行政サービスの向上に取り組み、2020年度にはデジタル・トランスフォーメーション推進計画を策定し、暮らし・産業・行政のDXなどを推進している。

ウイングアーク1st株式会社

ウイングアーク1stは、業務処理における全ての帳票の効率的な運用を支援する帳票・文書管理ソリューションと、成長のための業務改革をデータ活用によって推進するデータエンパワーメントソリューションを提供しています。

社 名     :ウイングアーク1st株式会社
代表者   :代表取締役社長兼CEO田中 潤
URL      :https://www.wingarc.com/
主要業務 :帳票事業、データエンパワーメント事業、第三者データ提供サービス等
本社所在地:東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー

▼外部リンク
https://www.wingarc.com/product/usecase/301.html

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