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作業服ならではの強みが快進撃の秘密 ワークマン

大幅な増収増益を記録

(画像は写真ACより)

作業服・ユニフォームの専門店チェーンを展開するワークマン(群馬県伊勢崎市)の勢いが止まりません。

2019年3月期決算は営業総収入が669億6900万円で前年比19.4%の増。営業利益は135億2600万円で27.6%増、経常利益も147億5500万円で24.5%増の増収増益でした。

今年度に入っても業績は好調で、上半期の営業総収入は418億8600万円で45.2%増、営業利益は86億4200万円で55.1%増、経常利益も93億5700万円で51.8%と驚異的な伸びを示しました。

日経トレンディが発表する「2019年ヒット商品ベスト30」でも1位になったワークマン。その飛躍の秘密はどこにあるのでしょう。

「低価格で高機能」に注目集まる

ワークマンはもともと、企業のユニフォームや作業服、安全靴などを製造販売しています。取り扱う業種は建設土木や製造、運輸、外食、医療など幅広く、各店舗には約1700種類の商品がとりそろえられています。

現場で作業するための製品ですから、当然、デザイン性よりも耐久性や防寒性、耐水性、通気性など機能が重視されます。また、いつも着るものですから、価格が安いことも重要です。

価格が安くて機能性が高い。最初に目をつけたのは、バイクに乗るライダーや釣り愛好家らだといわれています。

そこから、アウトドアにうってつけのウエアだと人気が広まり、今では「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」など位置情報を使ったアプリゲームで戸外を歩き回る人たちの必須アイテムにもなっているようです。

こうした一般客の顧客も増えたことから、ワークマンは一気に出店数を拡大。2019年9月末の店舗数は全国848店となり、ユニクロの国内店舗817店(2019年8月)を上回っています。

「値引きなし」と「継続性」が強みに

ワークマンの経営数字を見て、驚かされるのは営業利益率の高さです。業界平均が4.4%なのに対し20.2%。同じ衣料チェーン、西松屋の2.6%、しまむらの4.7%と比べてもかなり高い数字です。

これにも作業服専門店ならではの理由があります。

1つは大量生産が可能なことです。作業着やユニフォームは一度決めたら、その後は何度も同じものを買います。ですから、売れ残りを心配することなく低価格で大量生産することができます。

また、ワークマンでは値引き販売もしていません。シーズンによる流行がないので、売れ残っても翌年売ることもできます。同社は「定価販売」と「商品の継続性」を掲げていますが、こうした戦略は、他の衣料メーカーではなかなか真似ができないでしょう。

作業着の特長を生かした経営戦略で快進撃を続けるワークマン。当面、太刀打ちできる相手は現れないかもしれません。

▼外部リンク

ワークマン 第38期有価証券報告書
https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/

ワークマン 第39期第2四半期報告書
https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/

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