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ガムを噛む忍者が握る復活へのカギ ガンホー

通期決算が5期ぶりに増収増益

(画像はPixabay)

オンラインゲームの開発・運営を手がけるガンホー・オンライン・エンターテイメント(東京都千代田区)が、業績復活の兆しを見せています。

2月に発表された2019年12月期連結決算によると、売上高1013億9200万円で前年比10.1%増、営業利益は283億4900万円の6.7%増、経常利益も286億1700万円の7.3%増と5期ぶりに増収増益となりました。

スマートフォン向けパズルゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」などの大ヒットで業績を大きく伸ばしたガンホーですが、ゲームの人気が一段落したことや似たようなゲームが次々と各社からリリースされたこともあって、売り上げ・収益ともに下降傾向が続いていました。

ガンホーは再び成長軌道に乗ることができるのでしょうか。

ゲームユーザーの頭打ちで低迷

ガンホーは当初、ネットオークション事業の会社として設立されましたが、2002年にオンラインゲーム事業へと転換し、パソコン用オンラインゲーム「ラグナロクオンライン」のヒットで急成長。2012年のパズドラの大ヒットで、さらに大きく成長しました。

しかし、その後はゲームユーザー数の頭打ちやゲーム運営各社による競争の激化で、売り上げ・収益ともに落ち込んでいました。

こうした状況は他のゲーム運営会社も同じで、ミクシィは主力のスマホゲーム「モンスターストライク(モンスト)」の売り上げ減少で、2020年3月期決算は大きく収益を落とす見通し。ディー・エヌ・エーもゲーム事業の不振で、今期決算は上場以来の赤字になる見通しだと発表しました。

春発売のスイッチ向け新ゲームの成否は

ゲーム事業会社を取り巻く環境が厳しい中、ガンホーが増収増益を達成できたのは、アニメなどとのコラボや各種イベント、大量のCMなどでゲームから離れていたユーザーを呼び戻すことができたからだと見られます。

そして、今年4月には任天堂のゲーム機「スイッチ」用に新たなゲーム「ニンジャラ」をリリースします。

忍者をモチーフに、風船ガムと武器を使ってプレーヤー同士が戦うアクションゲームですが、2018年に米・ロサンゼルスで行われたゲーム見本市「エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ(E3)」で発表されると、日本だけでなく海外でも注目を集めました。

当初は昨年4月発売の予定でしたが、「オンラインでの対戦を快適にするため」として1年間発売が延期されました。

満を持して登場する忍者はドラゴンに続く主力へと成長するのか。それがガンホー復活のカギを握りそうです。

▼外部リンク

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
第22期(2018年度)有価証券報告書
https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/

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