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【おくりびと】死亡者増えるも葬祭ビジネス市場は成長ゆるやか

売上高ベースで前年比1.0%の増

9月20日、国内の葬祭ビジネス市場に関する調査の結果が矢野経済研究所によって報告されました。

報告によると、2018年度の国内における葬祭ビジネス市場の規模は1兆8230億9900万円(前年と比較して1.0%の増)と推計されています。

人口構成の変化により国内の志望者数は増加の一途をたどっているものの、市場規模の増加率は比較的小さなものに留まっています。このことの要因としては、個々の葬儀金額規模の縮小や参入事業者間の価格競争による低価格化の進展があるものと指摘されています。

「お葬式」にまつわる諸ビジネス

この調査は、矢野経済研究所が国内の葬祭ビジネス関連事業者を対象に、専門研究員による直接面接、電話および店頭調査を併用する方法で行い、市場の現況、規模、参入企業の動向、将来展望を明らかにしようとしたものです。

この調査における「葬祭ビジネス市場」は、葬儀の儀式に関わる費用(祭壇、棺、遺影写真、収骨用具、ドライアイス、位牌、霊柩車・寝台車、送迎バス、式運営費等)および会葬礼状、粗供養品、料理等を対象として、事業者売り上げベースで算出されたものです。

なお、調査は「葬祭ビジネス」に限定されたもので、寺院関連の費用(お布施・卒塔婆等)および火葬場、仏壇、墓石・墓地等の費用はそのうちに含みません。

個々の事業者は今後どう動く?

報告では葬祭ビジネス市場の将来展望として、当面続く死亡者増を背景に件数では増加するものの、同時に葬儀単価の下落傾向も継続し、結果として金額ベースでは横ばいか小幅な伸びで推移するであろうと予測されています。

「家族葬」や「一日葬」といったコストをかけない葬儀のスタイルが増加しており、また葬儀そのものが行われない(孤独死・遺族不明の場合など)事例も少なくない昨今、個々の葬祭ビジネス事業者が今後の規模維持にあたりどのような施策を打ち出していくのか、注目しておきたいところです。

このほか、調査結果の詳細が矢野経済研究所のサイトに掲載されています。

(画像はフリー写真素材ぱくたそ より)

▼外部リンク

矢野経済研究所 プレスリリース
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2221

矢野経済研究所 公式サイト
https://www.yano.co.jp/

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