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【ここにも人手不足の波】リネンサプライ市場は微増中も課題あり

ホテル市場がリネン市場を牽引

8月29日、リネンサプライ市場に関する調査の結果が矢野経済研究所によって報告されました。

報告によると、2018年度の国内におけるリネンサプライ市場の規模は5178億円で、昨年と比べて0.3%の増加でした。この背景としては、訪日観光客の増加、世界的スポーツイベント開催に伴う需要増を見越したホテル建設の増加など、特にホテル市場が牽引するリネン需要の増加が顕著と指摘されています。

ホテル中心だが幅広い「リネン」市場

この調査は、矢野経済研究所が国内有力リネンサプライヤー、リネン品およびリネンサプライ用機器卸・メーカー等を対象に、直接面談、郵送アンケート調査、および文献調査を併用する方法で行い、市場の概況や参入企業の動向を明らかにしようとしたものです。

なお、この調査における「リネンサプライ」は、「事業所(会社、店舗、工場)等にリネン類をクリーニング付きでレンタルするサービス」と定義されています。

リネンサプライの需要分野としては、ホテルリネン、病院リネン、フードリネン、サービスリネン(サウナ・エステ等のもの)、産業リネン(工場等のもの)、交通リネン(座席カバー等)、ダイアパー(布おむつ)、貸しおしぼり、ダストコントロール(モップのレンタル等)の9分野が対象とされます。

調査における市場規模はこれら分野に関する事業者売上高ベースから算出されています。

人手不足に各企業はどう対応するか

報告では、従来リネンサプライ業界の長年の課題として挙げられてきた「人手不足」が今後の市場と産休企業の動向にどのような影響を与えてくるかにも注目されています。

人手不足問題を観察するポイントは、いずれの業種においても「労働力の確保」と「省力化・省人化(設備投資など)」の2点を各企業がどのように対処するかです。

特にリネンサプライ業界においては、前者については最近の制度改正で外国人労働者の確保が従前よりも容易になったことを受け、各企業の対応を注視したいところです。

微増を続けて安定して見えるリネンサプライ市場ですが、人手不足問題への対処に迫られている点において、この安定が継続するのかどうか、今後の動向が見逃せません。

このほか、調査結果の詳細が矢野経済研究所のサイトに掲載されています。

(画像はフリー写真素材ぱくたそ より)

▼外部リンク

矢野経済研究所 プレスリリース
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2210

矢野経済研究所 公式サイト
https://www.yano.co.jp/

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